
エコキュートは、新築やリフォームの際に導入されることが多い給湯システムで、初めて使う方にとってはその設定や操作が少し難しく感じられるかもしれません。
しかし、基本的な使い方を理解すれば、すぐに快適に使いこなせて節電にも繋がります。
今回はエコキュートを初めて使用する方に向けて、住宅設備の販売から設置工事までワンストップで手がける住まいのプロが、基礎的な操作方法や設定のポイントをわかりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
エコキュートの使い方の基本

エコキュートを上手に使いこなすためには、まず基本的な操作方法を知ることが大切です。ここでは、お湯の沸かし方やタンクの管理方法といった基本的な使い方を解説します。
お湯の沸かし方
エコキュートの基本的な機能は、夜間の電気料金が安い時間帯にお湯を沸かしタンクに貯めることです。
「沸き上げ」ボタンを押すだけの簡単操作のため、初めての方でもすぐに使用可能。
機種によっては使用パターンを学習し、最適なお湯の量を調整する機能も搭載されているので、自分のライフスタイルに合った機能を選びましょう。
急な湯切れが心配な場合には、「沸き増し」機能を使って必要な分だけ追加でお湯を沸かすこともできます。
タンクの管理方法
エコキュートのタンクは、家族の生活スタイルに合わせて適切に管理することが大切です。
お湯が多すぎたり少なすぎたりしないよう、毎日の使用量をリモコンで確認しながら調整しましょう。
お湯の量を無駄に沸かしすぎると電気代がかさみますので、足りないときには「沸き増し」を活用するのがおすすめ。
タンクの容量は家族の人数やお湯の使用頻度によって変わるため、初期設定時に適切な容量を選びましょう。
また、メーカーごとにエコキュートの使い方について公式サイトでも詳しい解説を掲載しています。以下の表を参考に、ご自身の選んだメーカーのエコキュートの使い方をご確認ください。
パナソニック | エコキュート 上手な使い方 |
---|---|
三菱 | エコキュートの使いかた |
日立 | エコキュート使いかた動画 |
コロナ | エコキュート取説動画 |
ダイキン | エコキュートの取扱説明動画 |
初めてのエコキュートの使い方で気をつけるべきポイント

初めてエコキュートを使う際には、いくつかの設定や使い方に気をつける必要があります。
ここでは、初期設定や電力プランの確認、日常の使用習慣に関する重要なポイントを見ていきましょう。
初期設定の確認をする
エコキュートを設置したら、まず確認したいのが初期設定です。
家族構成に応じた湯量の設定を行い、必要以上にお湯を沸かさないようにしましょう。
最初は各メーカーの標準に合わせ、使用状況によって設定を頻繁に見直すことが大切です。
設定を最適にすることで無駄な電力消費を防ぎ、節約にもつながります。
電気料金プランの確認をする
エコキュートの節約効果を最大限に活かすには、電気料金プランの確認も重要です。
とくにお湯を沸かす夜間の料金が安くなるプランに切り替えることで、電気代を大幅に削減できます。
電力会社によってはオール電化向けの特別プランが用意されていることもあるので、契約内容を定期的に見直し、ライフスタイルに合った最適なプランを選びましょう。
毎日の使用習慣を確認する
エコキュートを効率的に使うためには、日々の使い方を工夫することが大切です。
シャワー時間の短縮や浴槽のお湯の量を適切に調整することで、無駄なエネルギーを削減できます。
さらに昼間の電力消費を抑える「ピークカット機能」を使えば、エコキュートならではの省エネ効果を最大限に引き出せるでしょう。
エコキュートの使い方で電気代を節約するためのコツ

エコキュートは、日常の使い方を工夫することで電気代をさらに節約できます。
湯量設定や追い焚きの代わりにたし湯を使う方法など、具体的なコツを見ていきましょう。
湯量設定を使用状況に合わせる
エコキュートには、家族の使用状況に応じて湯量を自動で調整できる機能が備わっています。
この機能を活用し、実際に使うお湯の量に応じて設定をこまめに変更することで、無駄なエネルギー消費を防げるのです。
たとえば来客がある日や長時間お風呂を使う日には湯量を増やし、普段は控えめに設定するなどライフスタイルの変化に応じて調整し、効率的にエコキュートを使用していきましょう。
追い焚きよりもたし湯を使う
お風呂のお湯が冷めたときは追い焚き機能を使うより、たし湯機能を使う方が効率的です。
たし湯は貯湯タンクから新しいお湯を足すため、追い焚きよりも早く温度を戻せて、電力の節約につながります。
追い焚きは長時間かかることがありそれにともない電力もかさむため、できるだけたし湯を活用するのがおすすめです。
保温モードをうまく活用する
保温モードはお湯を一定の温度に保ってくれる機能ですが、常に使う必要はありません。
特に、短時間で家族全員が入浴を済ませられる場合は、保温モードをオフにしておくことで、余分な電力消費を防ぎましょう。
必要なときだけ保温モードを使い、無駄なエネルギー消費を避けるのが節電のポイントです。
使用頻度に合わせて水温設定をコントロールする
シャワーやお湯の温度を高くしすぎると、無駄に電力を消費してしまいます。
通常、シャワーや洗顔に必要な温度はそれほど高くないので、リモコンで少し低めに設定するのがポイントです。
特にシャワーの使用頻度が高い家庭では、2〜3℃下げるだけでも大幅な節電になります。
ご家族みんなで節電意識を持って適切な温度設定を心がけましょう。
エコキュートを長期間使用しない時におすすめの設定方法

旅行や出張などで家を空ける際は、エコキュートの設定に注意しましょう。
長期間使わないときには、以下のように設定を見直し無駄な電力消費を防ぐことが大切です。
沸き上げ休止設定
長期間エコキュートを使用しない場合は、「沸き上げ休止設定」を利用しましょう。
この設定を使えばお湯を沸かすことを完全に停止できるので、無駄な電気代がかかりません。旅行や出張で家を数日以上空ける場合は、必ずこの設定を確認してください。
昼間休止設定
昼間に家を空ける時間が長い場合、昼間休止設定を使うことで電気代を節約できます。
昼間は電気料金が高いことが多いためこの設定をオンにすれば、昼間の沸き上げを防ぎ、その分安い夜間の電力を使うように調整できるのです。
冬場は凍結防止対策を忘れずに
冬場にエコキュートを長期間使用しない場合は、凍結防止機能の設定を忘れずに確認しましょう。
とくに寒冷地では配管やタンクが凍結する危険性があるため、凍結防止モードをオンにしておくことが大切です。
配管が凍結し故障してしまうと修理費がかさむため、事前の対策が重要になります。
まとめ
エコキュートの使い方はシンプルですが、節電のコツを押さえることで大幅に電気代を抑えられます。
お湯の使い方や追い焚きの工夫、長期間使用しないときの設定など、日常の小さな工夫が大きな節約に繋がるため予めチェックしておきましょう。
ぜひこの記事も参考にしてエコキュートを上手に使いこなし、快適でエコな暮らしを楽しんでください。
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