エコキュートの設定温度は50~60℃がおすすめ!電気代を節約する4つのポイント

エコキュートの設定温度に悩んでいませんか?「適切な温度って何度なの?」「電気代を抑えつつ快適にお湯を使いたい」という声をよく耳にします。

実は、エコキュートの設定温度は50~60℃が適切とされています。エコキュートの設定温度を正しく調整することで、節約と快適な生活の両立が可能です。

この記事では、住宅設備の販売から設置工事までワンストップで手がける住まいのプロが、エコキュートの設定温度に関する情報をまとめて解説します。

季節ごとの最適温度からメーカー別の特徴、電気代節約のテクニックまで、簡単に実践できる具体的な方法もご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

【季節別】エコキュートの最適な設定温度

エコキュートの設定温度は季節に合わせて適切に調整することが、快適性と節約の鍵となります。ここでは、春夏秋冬の最適設定温度とその理由、さらに季節の変わり目における調整方法を詳しく解説します。

春・秋の設定温度は「50℃〜55℃」

春と秋は、エコキュートの設定温度を50℃〜55℃に設定するのが一般的です。この時期は外気温が安定しているため、中間的な温度設定が適しています。

また、給湯温度は50℃〜55℃が推奨されますが、朝晩の冷え込みがある日は、少し高めの設定にするのもおすすめです。

夏の設定温度は「50℃」

夏は、エコキュートの設定温度を50℃程度に設定するのがおすすめです。この季節は最も節電効果が高く、外気温が高いため配管からの放熱ロスが少なく済みます。

また、水道水の温度も比較的高く、エネルギーの利用も少ないため、シャワーや手洗いなど、低温での使用が多くなる夏は、50℃程度の設定で対応可能です。

ただし、食器洗いなどで高温のお湯が必要な場合は、都度温度を上げるなどの対応が必要になる場合もあるので注意してください。

冬の設定温度は「60℃」

冬は、エコキュートの設定温度を60℃に設定するのが一般的です。寒い季節は外気温が低く、配管からの放熱ロスが大きくなるため、高めの設定が必要になります。

また、水道水の温度が低いため、より多くのエネルギーが必要なので、入浴時に高温のお湯を使用する機会が増える冬は、60℃程度の設定が快適さを保つ上で重要です。

さらに、北海道などの寒冷地では、他の地域より高い温度設定が必要な場合があるため、寒冷地仕様のモデルを選択することも推奨されています。

季節の変わり目における設定温度

季節の変わり目には、外気温の変化に応じて徐々に設定温度を調整することが重要です。

急激な温度変更は避け、2〜3週間かけてゆっくりと調整することをおすすめします。使用感や湯量を確認しながら、ご家庭に最適な温度を見つけていきましょう。

季節の変わり目における適切な温度調整は、快適性を維持しながら効率的にエネルギーを使用するための重要なポイントです。

【主要メーカー別】エコキュートの最適な設定温度

エコキュートの設定温度は、メーカーによって特徴が異なります。

ここでは、主要メーカー別にエコキュートの特徴的な機能をご紹介します。
各メーカーの情報を元に、効率的な使い方や節約のポイントをお伝えしますので、参考にしてください。

パナソニック製エコキュートの設定温度おすすめ機能

パナソニック製エコキュートは、「おまかせ節約モード」を搭載しているのが特徴です。このモードでは、沸き上げ温度が約65〜90℃の範囲で自動調整されます。

さらに、過去7日間の平均使用量に基づいて最適な温度を設定する機能も備えています。
この機能により、季節や使用状況に応じた効率的な利用が可能となり、快適性と節約を両立させることが可能です。

ダイキン製エコキュートの設定温度おすすめ機能

ダイキン製エコキュートは、「おまかせモード」を搭載しているのが特徴です。このモードでは、使用状況に応じて自動的に最適な温度に調整されます。

また、ダイキンの自動調整機能は、エネルギー効率を最大化して、快適な温度のお湯を供給することを目指しています。

コロナ製エコキュートの設定温度おすすめ機能

コロナ製エコキュートには、「おまかせ省エネモード」が搭載されているのが特徴です。このモードを使用すると、使用状況に応じて自動的に最適な温度へと調整されます。

三菱製エコキュートの設定温度おすすめ機能

三菱製エコキュートは「おまかせモード」が搭載されているのが特徴です。この機能は、沸き上げ温度が約65〜85℃の範囲で自動調整されます。

特筆すべき点は、過去2週間の使用量を学習し、それに基づいて最適な温度を設定する機能です。

日立製エコキュートの設定温度おすすめ機能

日立製エコキュートは、「おまかせ節約モード」を搭載しているのが特徴です。このモードでは、沸き上げ温度が約65〜80℃の範囲で自動調整されます。

また、使用量に合わせて最適な温度を設定する機能も備えており、無駄な沸き上げも抑制してくれます。

電気代を節約!エコキュートの設定温度4つのテクニック

エコキュートの設定温度を適切に管理することで、電気代の節約が可能です。

例えば、深夜電力の活用や家族の生活パターンに合わせた調整、効果的な節約モードの使用など、様々なテクニックがあります。

ここでは、4つのテクニックを詳しく解説し、具体的な節約効果についても触れていきます。

①深夜電力を最大限に活用する設定方法

エコキュートは深夜電力を活用して、節約効果を得ることができます。夜間時間帯(通常23時〜7時)に沸き上げを行うよう設定することで、昼間に電力を使用しないため特に夏場の節電対策として効果的です。

②入浴時間に合わせた温度設定

入浴時間に合わせた温度設定も、節約につながるポイントです。お風呂は入浴する直前に沸かし、家族全員が時間を空けずに入浴することで効率が上がります。

保温時間を1時間短くすると、1カ月あたり約50〜100円の節電になります。

③家族の生活に応じた温度調整

エコキュートには、日々の使用湯量を自動的に学習し、適切な湯量を自動的に沸き上げる機能があります。
この機能を活用し、1日の使用湯量を確認することで、ご家庭に合わせた効率的な運用が可能です。

④節約モードの効果的な使い方

エコキュートに搭載された節約モードを効果的に使うことで、電気代の節約が可能です。給湯温度を2℃低く設定すると、1カ月あたり約50〜150円の節電になるといわれます。

また、食器洗いや洗顔時は設定温度をなるべく低めにし、お湯の使用時間を減らすことで節約効果が期待できます。

まとめ

エコキュートの設定温度は、節約と快適性のバランスを左右する重要な要素です。季節や生活パターンに応じた適切な温度管理により、電気代の大幅な節約ができます。

また、深夜電力の活用、入浴時間に合わせた設定、家族の生活に応じた調整、節約モードの効果的な使用などを行うとより節約に繋がります。

今回ご紹介させて頂いた、設定温度と節約のポイントを実践することで、快適性を維持しながら節約を実現することができるので、ぜひ試してみてください!

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