エコキュートの種類と後悔しない選び方を住まいのプロが解説!

エコキュートの種類と後悔しない選び方を住まいのプロが解説!

エコキュートは省エネ性能が高く、環境にも優しい給湯器として多くの家庭で導入されています。しかし、さまざまな種類やメーカーがあり、どれを選べばいいのか悩むことも多いですよね。

そこで今回は、住宅設備の販売から設置工事までワンストップで手がける住まいのプロが、エコキュートの選び方を5つのステップに分けて、詳しく解説します。

ご紹介する手順通りに確認を進めていくことで、どんなエコキュートが最適か見るべきポイントがわかります!

さらに、エコキュートを購入する際の、家電量販店とネット通販のそれぞれの特徴についても紹介していますので、後悔しないエコキュート選びのためにもぜひ参考にしてください。

エコキュートの選び方5ステップ

エコキュート選びで後悔しないためには、以下の5つのステップで検討することが重要です。

エコキュートの選び方5ステップ
  1. 設置スペースを確認してタンクの形状を選ぶ
  2. 給湯タイプを選ぶ
  3. タンクの容量を選ぶ
  4. 寒冷地または塩害地対応か確認する
  5. メーカーの種類・機能で選ぶ

それぞれのステップについて、詳しく解説していきます!

ステップ1.設置スペースを確認してタンクの形状を選ぶ

エコキュートには、敷地や住宅の設置スペースに合わせて選べるタンクの形状が、主に3種類あります。

ご自宅の敷地や住宅の環境に合った最適なタイプをお選びください。

エコキュートの設置は、搬入スペースにも注意しましょう!

エコキュートを設置するには、エコキュート(貯湯タンク)の幅だけでなく、搬入ルートの通路幅も考慮する必要があります。
目安の通路幅は、エコキュートの幅と、作業員1名程度が通れる余裕があれば問題ありません。エコキュートの幅にピッタリで考えるのではなく、通路に余裕があることを確認しましょう。

なお、北海道など雪の降る寒冷地では、エコキュートの設置場所は、屋内設置が基本となるため、屋内設置の場合は、設置場所までの自宅内の搬入経路の確認が必要です。北海道のエコキュートの選び方については、以下の記事で詳しく解説していますので、寒冷地にお住まいの方はこちらを参考にしてください。

ステップ2.給湯タイプを選ぶ

エコキュートは「フルオート」「オート」「給湯専用」など機能ごとに3種類の給湯タイプに分類することができます。

①フルオートタイプ

①フルオートタイプ

フルオートタイプは、お湯はりから、たし湯までを、リモコンワンタッチで全自動コントロールが可能。

ぬるくなってしまったお湯を温めなおす「追いだき(保温)」はフルオートのみにある機能です。

浴槽内のお湯を自動で循環させてお湯の温度を一定に保ってくれるハイグレードタイプで、こだわりの機能が欲しい人におすすめです。

②オートタイプ

②オートタイプ

オートタイプは、リモコンワンタッチで、お湯はりだけ自動にしたいご家族向けのリーズナブルなタイプです。入浴中の湯温・湯量調節等もかんたんにできちゃいます。

フルオートだと、機能が多くてわからなかったり、2人程度の少人数の家族構成の場合は、オートタイプがおすすめです。

また、メーカーの種類によっては、オート・エコオート・セミオートと表記されている場合があります。

③給湯専用

③給湯専用

給湯専用は、手動でお湯はりを行う、一番シンプルなタイプです。

フルオートや、オートと比べて本体価格も安く操作も簡単なのがメリットです。

ただし、給湯専用の場合は自動でのお湯はり機能がないので、お湯はり後の蛇口の閉め忘れには注意しましょう。

ステップ3.タンクの容量を選ぶ

エコキュートのタンク容量は大きく分けて「370L」、「460L」、「550L」の3種類があります。

タンク容量は、家族構成やお湯の使い方によって異なるため、少し余裕を持ったタイプを選ぶようにしましょう。

家族の人数ごとでおすすめのタンク容量
  • 3〜4人家族:370L
  • 4〜5人家族:460L
  • 5〜7人家族:550L

また、タンク容量が不足すると、お湯切れとなる可能性もあるため、家族の人数と併せて、シャワーの使用時間や、入浴の頻度なども考慮してタンク容量を選びましょう。

ステップ4.寒冷地または塩害地対応か確認する

エコキュートは、ヒートポンプの特性で空気中の熱を利用して給湯するため、使用できる最低気温の条件があります。

北海道や東北地方などの一般地域より寒い地域や、海に面する海岸地域にお住まいの方は、地域環境に適したエコキュートを選びましょう。

寒冷地の場合


【寒冷地】:1~3地域、及び最低気温が-25℃までの地域
【一般地】:4〜8地域、及び最低気温が-10℃までの地域

最低気温が-10℃以下になる寒冷地では、一般のエコキュートはご使用できません。「寒冷地仕様」のエコキュートをお選び下さい。

寒冷地仕様タイプであれば、外気温が-20℃となる地域のご使用でもお湯を沸かすことが可能です。

※最低気温が-25℃を下回る地域ではご使用いただけません。

塩害地の場合

塩害地の場合

塩害地仕様の場合は、潮風の影響や、海からの距離に応じて、「耐塩害仕様」と「耐重塩害仕様」に分けられます。以下の表を参考に、対応のエコキュートを選びましょう。

耐塩害仕様耐重塩害仕様
・潮風が直接、当たらない・海から300m以上離れている・潮風が直接、当たる・海から300m以内に設置
直接潮風は当たりませんが、海までの距離が約300mを超え1km以内である場所に設置する場合は、耐塩害仕様のエコキュートをお選び下さい。海までの距離が約300m以内で、直接潮風が当たりそうな場所に設置する場合は、耐重塩害仕様のエコキュートをお選び下さい。

ステップ5.メーカーの種類・機能で選ぶ

コロナ エコキュートの特徴

ステップ5.メーカーの種類・機能で選ぶ

コロナは世界で初めてエコキュートを商品化したメーカーで、昼間の沸き上げを停止して夜間に沸かし上げたお湯だけ運用する「使いきり運転モード」など、独自の省エネ機能が充実しています。

効率よくお湯を「つくる」「ためる」「使う」という3つの技術を融合させたES制御はコロナだけの省エネ技術で、安定したクオリティが魅力です。

フルオートタイプ(エコキュートライトを除く)の機種には、入浴お知らせ機能を搭載し、ご家族の長湯管理やお子様・ご高齢の方の入浴モニターとしても便利です。

コロナのエコキュートをみてみる

実際にコロナのエコキュートを導入された方の評判や機能の特徴については、以下の記事でご紹介しています。

パナソニック エコキュートの特徴

パナソニックのエコキュートは優れた学習能力と、独自の節電技術である「AIエコナビ」「リズムeシャワープラス」「ぬくもりチャージ」など、高い省エネ性能が特徴です。

フルオートタイプの全機種にパナソニックの代名詞とも言える「エコナビ」を搭載し、専用スマホアプリで外出先、リモコンの無い部屋からの操作が可能です。

パナソニックのエコキュートをみてみる

実際にパナソニックのエコキュートを導入された方の評判や機能の特徴については、以下の記事でご紹介しています。

ダイキン エコキュートの特徴

エアコンで培ったヒートポンプ技術を最大限に生かしたダイキンのエコキュートは、おふろやキッチンなど2カ所で同時にお湯を使っても快適に給湯できるパワフル高圧給湯が特徴です。

また、オートタイプ、給湯専用タイプに高圧タイプを揃えていますので、2階浴室の場合でも選べる機種も豊富です。

他メーカーに比べるとシンプルでわかりやすいラインナップですが、高圧タイプは320kPa、標準タイプは210kPaと他社製品に比べ使い勝手でアドバンテージがあります。

ダイキンのエコキュートをみてみる

実際にダイキンのエコキュートを導入された方の評判や機能の特徴については、以下の記事でご紹介しています。

日立 エコキュートの特徴

日立のエコキュートは、お湯が冷めにくく省エネ性に優れている貯湯タンク「ウレタンク」や、水道直圧給湯のナイアガラ出湯により、ガス給湯器と同じ感覚でパワフルなシャワーが利用できるのが特徴です。

日立のエコキュートをみてみる

実際に日立のエコキュートを導入された方の評判や機能の特徴については、以下の記事でご紹介しています。

三菱 エコキュートの特徴

三菱のエコキュートは、人気のフルオートダブル追いだきやバブルお掃除機能に加え、上級グレードにはUV除菌機能を搭載しています。

浴槽の栓を抜くだけで自動的に配管を洗浄する「バブルおそうじ」や、微細な泡(マイクロバブル)で湯冷めを防ぐ「ホットあわー」など、三菱独自のユニークな機能が特徴です。

三菱のエコキュートをみてみる

実際に三菱のエコキュートを導入された方の評判や機能の特徴については、以下の記事でご紹介しています。

エコキュートを買う場合の家電量販店とネット通販の比較

エコキュートを購入する際には、家電量販店とネット通販のどちらを利用するかも重要なポイントです。それぞれの特徴と、注意点について押さえておきましょう。

家電量販店で買う場合

家電量販店でエコキュートを購入するメリットとして、まず挙げられるのは、実物を見て確認できる点です。

展示品を見てサイズ感やデザイン、機能を実際に触れて確かめることができるため、自分の家に合ったものを選びやすくなります。※本体実物をおいていない店舗もあります。

さらに、家電量販店では設置工事も一括で手配してくれるため、購入から設置までスムーズに進められます。

ただし、設置を行う取り付け業者は、エコキュートの販売店となる家電量販店から委託される業者が一般的です。そのため、業者の手配次第では、設置までの期間に時間がかかる場合があります。

また、住宅の上の階への設置で足場を組む必要がある工事などの工事種類によっては、設置を断られるケースもあります。

ネット通販で買う場合

ネット通販でのエコキュートの購入は、何と言っても価格の安さが魅力です。同じ商品でもネット通販では割引価格で提供されていることが多く、コストを抑えたい方には最適です。

また、24時間いつでも購入手続きができるため、忙しい方でも自分の都合に合わせて買い物ができます。

しかし、ネット通販の場合、購入は全国各地から可能でも、工事エリアが限定されている場合も多いため、ネット通販からエコキュートを購入される際は、ご自分のお住まいの地域が設置工事の対象エリアであるかしっかりと確認しておきましょう。

北海道でエコキュートの買い替えなら「Amatellus アマテラス」におまかせください!

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北海道札幌市で創業20年の⼤真エンジニアリング㈱が運営する住宅設備総合サイト「Amatellus(アマテラス)」は、住宅設備機器の販売から設置⼯事を中心にお受けする住宅設備総合サイトです。

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