エコキュートが壊れた場合お風呂はどうする?今すぐできる4つの対処法を紹介!

エコキュートが突然故障して、お風呂に入れずお困りの方へ!

本記事では、エコキュート故障時にすぐできる具体的な対処を解説します。

緊急時の一時的な対応から、長期的な解決策まで、状況に応じた最適な選択ができるよう、実践的な情報もお届けします。

突然の故障に慌てることなく、適切な対応ができるよう、ぜひ参考にしてください。

エコキュートが壊れたらお風呂はどうすればいい?今すぐできる対処法

エコキュートの故障で急なお風呂の問題に直面した際も、すぐにできる対処法がいくつかあります。

修理業者の到着を待つ間も、さまざまな方法を知っておくと焦らずに過ごせます。ここでは、具体的な対処法を4つご紹介します。

①:銭湯やスポーツクラブを利用する

エコキュートの故障で自宅のお風呂が使えない場合は、近隣の銭湯やスポーツクラブの利用がおすすめです。

特に子供がいる家庭では、銭湯の利用が良いでしょう。銭湯では子供料金が設定されていることが多く、家族での利用でもコストを抑えられます。

また、子供用の浴槽や洗い場が設置されている施設も増えており、小さな子供でも安心して利用することができます。

シャンプーやボディーソープが常備されている施設も増えていますが、普段使用している洗面具を用意しておくと、日常に近い快適なバスタイムが過ごせるでしょう。

②:ドライシャンプーや体拭きシートを活用する

急な入浴が難しい状況では、ドライシャンプーや体拭きシートで身体の清潔を保つことができます。

ドライシャンプーは、スプレーやパウダータイプの製品を頭皮に直接塗布することで、余分な皮脂を吸着し、髪のべたつきやニオイを軽減します。アルコールフリーのタイプだと頭皮への刺激が少なく、子供にも使いやすいです。

大判サイズの体拭きシートは、汗や皮脂を効果的に拭き取ることができます。体拭きシートには保湿成分が配合されているものも多く、肌の乾燥も防ぐことが可能です。

特に、赤ちゃんや子供用の体拭きシートは、肌への刺激が少なく安心して使用できます。

これらの製品は、コンビニエンスストアやドラッグストアで手軽に購入できるため、緊急時の備えとして常備しておくと便利です。

③:友人や親戚の家を借りる

急な入浴が必要な場合、近隣に住む友人や親戚に相談するのもおすすめです。同じマンションや近所に住む知人であれば、移動時間も短く、子供の就寝時間にも影響が少ないでしょう。

ただし、友人宅での入浴は相手の生活時間への配慮が必要です。可能な限り早めに連絡を入れ、相手の都合の良い時間帯を確認しましょう。

また、タオルや洗面用具は必ず持参し、使用後の浴室は丁寧に掃除をして、迷惑をかけない配慮が重要です。

④:夏場は水シャワーでしのぐ

夏場のエコキュート故障時は、水シャワーを利用するのも良いでしょう。水シャワーは体温調節に効果的で、汗や皮脂を洗い流す効果があります。

特に気温が高くなる夏場は、むしろ水シャワーが心地よく感じられ、体を冷やす効果も期待できます。

使用時は最初から冷水をかけるのではなく、手足から徐々に水に慣らしていくのがおすすめです。

また、水シャワー後は体が冷えやすいため、すぐにバスタオルで水分を拭き取り、清潔な衣服に着替えましょう。子供や高齢者の場合は、体調管理に特に注意を払う必要があります。

エコキュートが壊れたら原因の特定にまず確認すべきポイント

エコキュートが故障した際は、修理依頼の前に自己診断できるポイントがあります。

基本的にはここで解説する確認項目を順番にチェックすることで、解決できる問題かどうかが分かります。

水が出るか確認する

エコキュートの故障と思われる場合、まず水道の基本的な状態確認が必要です。キッチンの蛇口やトイレなど、家庭内の他の水栓で水が出るかどうかをチェックします。

水が出ない場合は、水道メーターや元栓の確認が必要です。また、地域で断水が発生していないかも確認しましょう。

水は出るものの水圧が弱い場合は、給水フィルターの目詰まりも考えられます。エコキュート本体の給水フィルターは定期的な清掃が必要なので、目詰まりすると正常な給湯ができなくなります。

フィルターの位置は機種によって異なるため、場所を確認してから実践しましょう。

給湯器のスイッチがONになっているか

エコキュートの電源状態は、故障を診断する場合に基本となるチェックポイントです。

まず、分電盤のエコキュート専用ブレーカーがONになっているか確認しましょう。ブレーカーが落ちている場合は、再度ONにすることで復旧する可能性があります。

次に、エコキュート本体の操作パネルの表示を確認します。表示が完全に消えている場合は、電源プラグが確実にコンセントに差し込まれているかも確認します。

落雷などが起きている場合は、停電などの影響で安全装置が作動している可能性もあるので忘れずにチェックしましょう。

エラーコードを確認

故障原因を特定する手がかりの1つとしてエコキュートの表示パネルに表示されるエラーコードはとても重要です。

エラーコードは通常、アルファベットと数字の組み合わせで表示され、それぞれが特定の異常状態を示します。取扱説明書には、各エラーコードの意味と推奨される対処方法が記載されています。

エラーコードは機器の状態を正確に示すため、修理業者への連絡時に伝えることで、適切な対応方法や必要な部品の準備ができます。

また、一時的なエラー表示の場合は、電源の入れ直しで復帰することもあるので頭に入れておきましょう。

設定温度の確認する

お湯が出ない原因を特定するには、エコキュートの設定温度が正しく設定されているかを確認することも大切です。

通常、給湯温度は40度から60度の間で設定されており、特に冬場は高めの設定がおすすめされます。リモコンの表示画面で現在の設定温度を確認し、季節や使用状況に合わせて適切な温度に調整しましょう。

設定温度が低すぎると、理想にしている温度のお湯が供給されず、水しか出ないように感じることがあります。

また、深夜時間帯の沸き上げ温度設定も確認が必要です。適切に設定されていないと、翌日の使用時に理想としている温度のお湯が確保できない可能性があります。

自然災害等による損害の場合は火災保険で修理できる場合も

自然災害によるエコキュート破損は、火災保険の補償対象となる可能性があります。具体的には、以下が対象です。

  • 落雷による機器の故障
  • 台風や豪雨による浸水被害
  • 地震による破損

また、保険適用の判断には破損状態の写真や修理業者による被害状況の報告書が必要なので覚えておきましょう。

ただし、経年劣化による故障や、日常的な使用による部品の摩耗は保険の対象外です。保険会社により補償内容や必要書類が異なるため、事前に加入している保険の補償範囲を確認しておきましょう。

エコキュートが壊れた場合、修理・交換にかかる費用はいくら?

エコキュートの修理・交換費用は、故障の程度や部品の状態により異なります。見積もりを複数取得して比較検討することで、適切な費用で修理・交換が可能です。

ここでは、修理・交換にかかる費用や交換の流れを解説しますので参考にしてみてください。

エコキュートの修理・交換にかかる費用

エコキュートの修理・交換は、メーカーや業者により異なります。イメージをつけて頂くために以下の表で相場をまとめました。

【主な故障箇所別の修理費用相場】

故障箇所修理費用相場
ヒートポンプ80,000円~150,000円
貯湯タンク100,000円~300,000円
配管の漏水・詰まり15,000円~50,000円
リモコン10,000円~30,000円
電気系統20,000円~80,000円

【給湯設備別の交換費用相場】

設備交換費用相場
ガス給湯器からエコキュートへの交換500,000円~1,000,000円
電気温水器からエコキュートへの交換400,000円~800,000円
エコキュートからエコキュートへの交換300,000円~700,000円

修理や交換をご検討されている方は以下の記事でより詳しく解説しておりますので、参考にしてみてください。

エコキュートの交換の流れ

エコキュートの交換工事は、通常下記の工程で進められます。

  • 現地調査
  • 見積書作成と契約手続き
  • 撤去工事
  • 基礎工事
  • 据付工事
  • 配管接続工事
  • 試運転

上記の流れで通常交換はおこなわれ、全体の所要時間は部品の在庫状況や工事の複雑さにより変動しますが、エコキュートからエコキュートへの標準的な交換であれば半日〜1日で完了します。

ただし、他の給湯器からエコキュートへの交換であると2日程度要する場合もあるので、業者に確認して進めましょう。

エコキュートの交換当日はお風呂に入れる?

エコキュート交換当日は、作業完了後から使用できるまでに一定の時間が必要ですが当日中に入ることは可能です。

また、部品の取り寄せが必要な場合は、工事完了までに追加の日数が必要となる可能性があるので注意しましょう。

エコキュートが壊れたらどこに連絡すればいい?

故障時の対応は、最適な窓口に連絡することが重要です。製品の保証期間や故障の症状により、メーカー、設置業者、修理専門業者など最適な連絡先が変わってくるのでここでは解説します。

メーカー

エコキュートの故障時、最初に検討すべき連絡先はメーカーのサポート窓口です。保証期間内の修理は無償対応となる可能性が高く、純正部品での修理が可能になります。

特に、エラーコードが表示された場合は、メーカー独自の診断機器や専門知識が必要となるためメーカー対応がおすすめです。

メーカーへの連絡時は、製品の製造番号と購入日を事前に確認しておくとスムーズな対応につながります。

販売店

販売店は設置環境や使用状況を把握しているため、より具体的な解決策を提案してくれるのが利点です。

また、メーカーとの連携体制も整っているため、保証対応や部品の手配もスムーズです。

特に設置時の施工に起因する不具合の場合、施工記録や保守点検の履歴を保持している販売店経由の対応が効果的です。

給湯器専門業者

給湯器専門業者は、メーカーを問わず幅広い修理対応が可能です。

保証期間外の修理では、メーカー純正部品以外の選択肢も提案してくれるので、修理費用を安く抑えられる場合もあります。また、24時間対応の業者も多く、緊急時の対応も期待できます。

また、専門業者は複数メーカーの修理実績があるため、故障の傾向や効果的な対処法を提示してくれることが多いです。

エコキュートの交換に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

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