エコキュートへの買い替えを検討しているけれど、一体どのメーカーを選べば良いのか迷っていませんか？
現在、人気のエコキュートを手掛ける主なメーカーは、パナソニック・三菱・日立・コロナ・ダイキンの5社です。
メーカーによってそれぞれ特徴や強みが異なるため、エコキュートを選ぶ際は、ご自身やご家族のニーズに合った製品を選ぶことが重要です。
そこで今回は、住宅設備の販売から設置工事までワンストップで手がける住まいのプロが、ニーズ別に分けてエコキュートのおすすめメーカーをご紹介します！
各メーカーのエコキュートの特徴から機能まで、おすすめポイントをわかりやすくまとめているので、ぜひ最後まで読んで、後悔しないエコキュート選びにお役立てください。
【ニーズ別】エコキュートのおすすめメーカー
エコキュートは、従来の電気温水器と比べて、省エネ性能が充実して環境にも優しい給湯システムですが、同じエコキュートでも、メーカーによって特徴や機能が異なります。
ここでは、ニーズ別に適したエコキュートのおすすめメーカーをそれぞれご紹介します。
環境にも家計にも優しい！省エネ性能なら「パナソニック」
パナソニックのエコキュートは、AIが学習して省エネ運転する「AIエコナビ」、残り湯の熱を再利用する「ぬくもりチャージ」、快適さと節水を両立した「リズムeシャワープラス」、家族の好みに合わせた湯温を選べる「温浴セレクト」など、様々な省エネ機能を搭載しています。
太陽光発電を利用しているご家庭では、「ソーラーチャージ」機能でさらなる節約も可能です。環境にも家計にも優しいエコキュート選びをお考えの方は、ぜひパナソニックのエコキュートをご検討ください。
パナソニックのエコキュートを導入された方の評判については、以下の記事でご紹介しています。
コスパに優れた性能バランスで選ぶなら「三菱」
三菱のエコキュートは、価格と機能のバランスに優れ、快適な入浴体験と清潔さを両立します。フルオートW追いだき機能で、湯はりから追いだきまで自動化し、時間を有効活用することが可能です。
さらに、マイクロバブルによる「ホットあわー」で湯冷めしにくい温浴効果を、そして「ホットりたーん」で残り湯の熱を再利用し省エネを実現します。また、「バブルおそうじ」と「キラリユキープPLUS」で、浴槽や配管を清潔に保ち、いつでも気持ちの良いお風呂を楽しめます。
値段と機能性のバランスでエコキュート選びをお考えの方は、ぜひ三菱のエコキュートをご検討ください。
三菱のエコキュートを導入された方の評判については、以下の記事でご紹介しています。
シャワーの水圧にこだわるなら水道直圧式の「日立」
日立のエコキュートは、水道直圧給湯方式を採用した「ナイアガラ出湯」により、高い水圧のシャワーを実現しています。また、ウレタンクと真空断熱材による優れた保温性や、微細な泡で心地よい入浴体験を提供する「シルキー快泡浴」、UV除菌機能による清潔な湯の維持など、快適な入浴をサポートする様々な機能が搭載されています。
さらに、インテリジェント制御や入浴タイマーなどの節約サポート機能も充実しており、経済的な運用も可能です。
シャワーの水圧などを重視される方や、自宅の2階や3階にお風呂場があるご家庭では、ぜひ日立のエコキュートをご検討ください。
日立のエコキュートを導入された方の評判については、以下の記事でご紹介しています。
家族も安心！安全性能重視で選ぶなら「コロナ」
コロナのエコキュートは、高い年間給湯保温効率と充実した安全機能が特徴です。独自のES制御により、エネルギーを無駄なく活用し、省エネを実現しています。
また、スマートナビリモコンプラスやWセンサー機能、コロナ快適ホームアプリなど、家族の安全を見守る機能も充実しており、安心・快適な暮らしをサポートします。
特に、小さなお子様や高齢者と同居している場合など、ご家庭の安全性を重視されたい方は、ぜひコロナのエコキュートをご検討ください。
コロナのエコキュートを導入された方の評判については、以下の記事でご紹介しています。
充実した快適なバスタイム機能で選ぶなら「ダイキン」
ダイキンのエコキュートは、UV除菌やウルトラファインバブル、好みの湯温をキープできる機能など、快適なバスタイムを追求した機能が充実しています。
さらに、他メーカーと比較してもパワフルな給湯圧力で、キッチンと浴室の同時使用も快適。地下水対応も可能など、使い勝手も抜群です。
高い給湯圧力で、快適なバスタイムを過ごしたい方は、ぜひダイキンのエコキュートをご検討ください。
ダイキンのエコキュートを導入された方の評判については、以下の記事でご紹介しています。
【メーカー別】エコキュートのおすすめポイント
ここまでのニーズ別エコキュートのおすすめメーカーを踏まえた上で、続けて、メーカー別にエコキュートのおすすめポイントについてそれぞれ確認していきましょう。
気になるエコキュートメーカーのおすすめポイントをぜひチェックしてみてください。
パナソニックのエコキュートのおすすめポイント
太陽光発電の余剰電力を有効活用
太陽光発電システムを設置しているご家庭では、「ソーラーチャージ」機能が大きなメリットとなります。余剰電力を利用してお湯を沸かすことで、電気代をさらに節約できます。蓄電池がなくても余剰電力を無駄なく活用できる上、翌日の天気予報に基づいて効率的な沸き上げを行うため、経済的です。
リズムeシャワープラスで最大約20％の省エネを実現
「リズムeシャワープラス」は、シャワーの流量と温度を周期的に変化させることで、快適な浴び心地を保ちながら最大約20％の省エネと最大約10％の節水を実現します。アンケートでは約90％のユーザーが満足と回答しており、快適性と経済性を両立できる機能として高い評価を得ています。
入浴時間を快適にする多彩な機能
パナソニックのエコキュートは、入浴時間をより快適にする様々な機能を搭載しています。
- 温浴セレクト：3つの温浴モードから好みの湯温を簡単に設定でき、スマートフォンからの操作も可能です。温度調節に水を足さないため、節水にも貢献します。
- エコミスト i ・ミスト：目に見えないほどの細かいミストが、肌や髪に潤いを与え、しっとりとした心地よい入浴体験を提供します。
- ウルトラ高圧：高圧シャワーの約1.4倍の水圧を実現し、2階や3階でも勢いのある快適なシャワーを楽しめます。
うっかり忘れを防ぐ安心機能
「うっかりアシスト」機能は、お湯はりの際にうっかりお風呂の栓を閉め忘れるミスを防ぎます。リモコンだけでなくスマートフォンにも通知が届くため、外出先でも状況を確認でき、無駄なエネルギー消費を防ぎます。従来よりも早い段階で通知が届くため、より効率的にお湯の使用を管理できます。
パナソニックのおすすめエコキュートはこちら三菱のエコキュートのおすすめポイント
掃除の手間を最小限に
三菱エコキュートには、「バブルおそうじ」機能の「W配管洗浄」など、洗浄機能を備えた機種があります。 これにより、日々の浴槽掃除だけでなく、配管の汚れも軽減でき、手間を省けます。 特に「バブルおそうじ」機能のW配管洗浄は、特別な設定が不要で、栓を抜くだけで自動的に洗浄が始まるため、とても便利です。
高い省エネ性能
三菱エコキュートは、省エネ性に優れた機能を多数搭載しています。
代表的な省エネ機能である「わき上げ制御」「節電モード」は、ボタン一つで設定でき、過去2週間の使用湯量を元に自動で節水・節電になるようにお湯を沸かします。
さらに「給湯ガイド」機能では、使用したお湯の量をリモコンに表示し、設定した目標値を超えると音と音声で知らせてくれます。お湯の使用量を数値で確認できるため、節水・節電意識を高めるのに役立ちます。
非常時にも安心な設計
- 耐震クラスSに対応：三菱エコキュートは、最高レベルの耐震クラスSに対応しています。これは、病院や避難所などに相当する強度で、大きな地震にも耐えられます。
- 非常用取水栓が目立つ色：非常用取水栓が目立つ色で設計されているため、緊急時でも慌てずに必要な水を確保できます。
- バックアップ機能搭載で停電復旧後も再設定不要：停電が発生しても、復旧後に再設定する必要がなく、すぐに使用できます。
これらの機能により、三菱エコキュートは、日々の快適さだけでなく、災害時にも安心な設計です。
三菱のおすすめエコキュートはこちら日立のエコキュートのおすすめポイント
お湯が飲用水としても使える
一般的なエコキュートでは、貯湯タンクに貯めたお湯を使うため、料理や飲用には一度沸騰させてからの使用が推奨されています。
しかし、日立の水道直圧式のエコキュートなら、水道水を瞬間的に加熱してお湯にするため、タンクのお湯と混ざることなく、そのまま飲用することができます。災害時の備蓄水としても活用でき安心です。
地下水・井戸水の利用ができる
日立のエコキュートは、地下水や井戸水などの硬度が高い水でも使用が可能な「ナイアガラ タフネス」を搭載している機種があります。
この機能により、地下水や井戸水に含まれるカルシウムなどの不純物を取り除き、配管のつまりを軽減する効果があります。
貯湯ユニットや配管内を清潔に保ちやすい
日立のエコキュートには、貯湯ユニットや配管内を清潔に保つ下記のような機能が充実しています。
- きらりUVクリーン：除菌効果が高い
- ステンレス・クリーン自動洗浄システム
除菌効果が高い仕様である上に自動洗浄システムもあるため、貯湯ユニットや配管内を清潔に保ちやすいメリットがあります。長く使い続ける給湯器だからこそ、清潔に気持ちよく使いたいという方にも、日立のエコキュートはおすすめです。
日立のおすすめエコキュートはこちらコロナのエコキュートのおすすめポイント
高圧力パワフル給湯でシャワーが快適に
高圧力パワフル給湯の機能を搭載したコロナのエコキュートは、従来の電気温水器と比べてシャワーの水圧が格段に高いのが特徴です。
従来の電気温水器では、標準タイプで100kPa未満、高圧タイプでも170〜190kPa程度の水圧でしたが、コロナの高圧力パワフル給湯では、260kPaもの高圧力で、3階で使用した場合でも、パワフルなシャワーで快適なバスタイムを実感できます。
汚れんコートや自動配管洗浄でお手入れ簡単
コロナのエコキュートは、「きれい」で使いやすく、お手入れのしやすさにもこだわっています。特に便利なのが、風呂の栓を抜くだけで配管を自動で洗浄してくれる「自動洗浄機能」です。
さらに、貯湯ユニットには「汚れんコート」が施されており、雨垂れなどの汚れがつきにくいのもメリットの一つです。
高品質タンクで耐久性も向上
コロナのエコキュートは、貯湯ユニット内の配管を銅管からステンレスに変更したことで、耐腐食性と耐久性が大幅に向上しました。水漏れしにくく、安心して長くお使いいただくことができます。また、腐食が少なくなり清潔さも保たれ、より快適にご利用いただけます。
災害警報時にも自動でお湯沸かし
コロナのエコキュートには、災害時などの非常時に対応するための「レジリエンス機能」が搭載されています。災害警報発令時にアプリやリモコンで設定すると、停電に備えてお湯を確保したり、浴槽への水張りで断水に備えたりすることができます。
さらに、貯湯ユニットは独自の3本脚で転倒を防止するクラスSの耐震設計で、断水時には非常用取水栓から生活用水を確保できるなど、安心の機能が充実しています。
コロナのおすすめエコキュートはこちらダイキンのエコキュートのおすすめポイント
寒冷地でもパワフル高圧×給湯専用
パワフル高圧×給湯専用のエコキュートは他社からも販売されていますが、寒冷地仕様も選択できるのはダイキンだけです。
北海道などの寒冷地では、寒冷地仕様のエコキュートを選ぶことで-25℃の極寒地域でも使用できます。寒冷地にお住まいの方にとって、これは大きなメリットと言えるでしょう。（ただし、-25℃を下回る地域では使用できません。貯湯ユニットは-20℃以下になる場合は屋内設置が必要です。）
耐震設計にこだわり
ダイキンのエコキュートは、耐震性にも優れています。本体の脚部だけでなく、脚とタンクをつなぐ支持部分も強化できるため、角型370Lモデルでは震度7相当の揺れにも耐える耐久性があります。
災害時の備えとして、倒れにくいエコキュートを設置できるのは安心材料の一つです。
ただし、薄型タイプや角形460Lモデルなど、耐震強度Sクラスに満たない機種もあり、施工方法によっても耐震性が変わるため、設置場所や機種選びの際は注意が必要です。
入浴剤の対応範囲が広い
ダイキンのエコキュートは他メーカと比較しても対応範囲が広く、にごり湯タイプの入浴剤も使用可能です。
ダイキンエコキュートで使用できる入浴剤は、下記のリンクからご確認いただけます。
なお、上記のリンク先に該当するブランドの入浴剤であっても、弱アルカリ性の入浴剤など一部使用できないものもあるため、その都度確認するようにしましょう。
ダイキンのおすすめエコキュートはこちらまとめ
今回は、ニーズ別に分けてエコキュートのおすすめメーカーをご紹介しました。
エコキュートのメーカー選びは、各メーカーの特徴を理解し、自身のニーズに合った製品を選ぶことが重要です。省エネ性能を重視するならパナソニック、コストパフォーマンスを求めるなら三菱、快適なバスタイムを求めるならダイキンなど、それぞれのメーカーが独自の強みを持っています。
エコキュートの市場シェア率を見ると、パナソニックと三菱の2つのメーカーがトップのシェア率を誇り、近年ではさらに三菱のシェアが拡大しています。しかし、シェア率だけで判断するのではなく、今回ご紹介した各メーカーの製品特徴や機能、保証内容などを比較検討し、最適な一台を選びましょう！
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