エネファームとエコキュートの違いとは?初期費用やランニングコストを徹底比較!

エネファームやエコキュートなどの給油システム導入を考えているけれど、「どちらを選べば良いのか」「高額な投資だからこそ失敗したくない」と不安に感じていませんか?

実は、エコキュートとエネファームは、それぞれの特徴を理解し、ご家庭の条件に合わせて正しい選択をすることで、光熱費の削減と快適な暮らしを実現できる優れた給湯システムです。

今回は、住宅設備の販売から設置工事までワンストップで手がける住まいのプロが、エコキュートとエネファームの基本的な仕組みから、初期費用やランニングコスト、耐用年数の違いまで徹底比較します。

給湯システムの選択で失敗しないために必要な情報をまとめましたので、導入をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください!

エコキュートとエネファームの特徴

エコキュートとエネファームは、それぞれ異なる特徴を持つ給湯システムで、環境への配慮とコスト削減の両面から注目を集めています。ここでは、両者の仕組みと特徴を見ていきましょう。

エコキュートとは

エコキュートは、空気中の熱エネルギーを活用して温水を作り出すヒートポンプ技術を採用した電気給湯システムです。

このシステムは通常の電気温水器とは異なり、大気中から熱を集めて利用するため、投入した電気エネルギーの3倍以上の熱エネルギーを生み出すことができます。

たとえば、1kWhの電力で約3~4kWhの熱エネルギーを生み出すことができ、深夜電力を活用すれば電気料金を通常の50%程度に抑えることが可能です。

タンクに貯めた温水は、朝のシャワーや食器洗いなど、生活のさまざまな場面で使用できます。

エコキュートは高い省エネ性能と環境負荷の低さを兼ね備えており、特にオール電化住宅を検討している方にとって、理想的な給湯システムといえるでしょう。

エコキュートの仕組みや特徴をより詳しく知りたい方は、下記を参考にしてください。

エネファームとは

エネファームは、都市ガスやLPガスから水素を取り出し、空気中の酸素と反応させることで電気とお湯を同時に生み出す、家庭用燃料電池システムです。

最大の特徴としては、発電時に発生する熱を無駄にすることなく給湯に活用できる点で、エネルギー利用効率は85%〜95%以上を実現します。

また、停電時発電機能付きや蓄電システムをセットすることで停電時にも発電を継続できるため、災害時の非常用電源としても活用可能です。

エネファームは、高いエネルギー効率と環境性能を備えた給湯システムであり、電気とお湯を効率的に供給することで、家庭のエネルギーコストを削減しながら、環境負荷の低減に貢献してくれます。

エコキュートとエネファームの違い

エコキュートとエネファームは、どちらも環境に配慮した給湯システムですが、下記の項目で大きな違いがあります。

  • 必要エネルギー
  • 初期費用
  • ランニングコスト
  • 寿命耐用年数

下記の比較表で特徴を確認していきましょう。

項目エコキュートエネファーム
必要エネルギー・電気のみ・深夜電力の活用が可能・大気中の熱を利用・都市ガスまたはLPガス・電気も必要・発電時の熱を利用
初期費用・設置工事費込みで40〜70万円程度・補助金制度の活用が可能・オール電化の場合は電気容量の増設費用が必要・設置工事費込みで100〜200万円程度・国や自治体の補助金制度あり・既存のガス配管が利用可能
ランニングコスト・年間ランニングコストは約2万円~約5万円 ・深夜電力利用で電気代を削減可能・メンテナンス費用は比較的低額・定期的な部品交換の費用は抑えめ・年間ランニングコストは約6万円~約10万円・発電による電気代の削減が可能・ガス代が別途必要・定期的な点検費用が必要
寿命耐用年数・一般的に10〜15年程度・一般的に20年程度・定期的なメンテナンスが必要

このように、それぞれのシステムには特徴的な違いがあります。ここでは、エコキュートとエネファームの違いをより詳しく解説します。

必要エネルギー

エコキュートは電気のみを使用して効率的に温水を作り出すのに対し、エネファームは電気とガスの両方を必要とする給湯システムです。

空気熱を利用するエコキュートは、投入した電力の3倍以上の熱エネルギーを生み出します。エネファームはガスから水素を取り出し、空気中の酸素と反応させることで発電し、同時に発生する熱でお湯を作ります。電気代とガス代の両方を考慮する必要があるため、エネルギー管理はエコキュートより複雑です。

初期費用

エコキュートは設置工事費を含めても導入費用を抑えられますが、エネファームは高額な初期費用が必要です。

設置スペースの確保にも検討が必要で、エコキュートは屋外に温水タンクを設置するだけですが、エネファームは室内外に複数のユニットを設置する必要があります。

エネファームは発電機能を持つ分、設備が大掛かりになるので、導入時の工事費用も高くなる傾向にあることを覚えておきましょう。

ランニングコスト

エコキュートは深夜電力を活用することで電気料金を削減できるので、ランニングコストを抑えることが可能です。

エネファームに関しては、発電により電気代を節約できる一方で、ガス代が別途必要です。定期的なメンテナンス費用もエネファームの方が高額になる傾向にあるので、 総合的に見るとエコキュートの方が経済的には優しい選択肢といえるでしょう。

電気とガスの料金プランの組み合わせによって実際のコストは変動しますが、一般的な使用ではエコキュートの方が月々の費用を抑えられます。

寿命耐用年数の違い

構造がシンプルなエコキュートは、10年から15年程度の耐用年数があります。

エネファームは複雑な構造になっているため、定期的な点検や部品交換が必要な一方で、適切なメンテナンスを行えば20年程度使用可能です。

ただし、エネファームの燃料電池スタックは10年程度での交換が推奨されているので、その際に費用も発生します。

メンテナンス費用の違いも含めて総合的に判断することが大切です。

エコキュートとエネファームで迷った時はエコキュートがおすすめ

ここまで、エコキュートとエネファームの違いを解説してきましたが、多くの一般家庭にとっては、初期費用の低さと維持管理の容易さからエコキュートがおすすめです。

エコキュートは、設置工事費を含めた初期費用がエネファームの約半分で済み、メンテナンス面も比較的シンプルなので、長期的なコスト管理も手軽になります。

また、実際にマンションなどの集合住宅では設置スペースや工事の制約が厳しい場合が多いのですが、エコキュートはコンパクトな設計なので設置の自由度が高いのもポイントです。

特別な要件がない限りは、給湯システムの第一候補としてエコキュートを検討するのが良いでしょう。

おすすめのエコキュートをみてみる

以下の記事では、エコキュートのメリット・デメリットをより詳しく解説しておりますので覗いてみてください。

まとめ

エコキュートとエネファームは、それぞれに特徴的なメリットを持つ給湯システムです。導入を検討する際は、お住まいの地域の気候条件や、ご家庭の生活スタイルなども考慮に入れて、ご紹介した下記4つのポイントを比較して検討しましょう。

  • 必要エネルギー
  • 初期費用
  • ランニングコスト
  • 寿命耐用年数

ただ、一般家庭での導入を考える場合、初期費用が低く、管理がシンプルなエコキュートの方がおすすめです。

最終的な選択は、ご家庭の条件や生活スタイルに合わせて検討することが大切なので、本記事を参考にして後悔しない給湯システム選びを実現しましょう。

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