エコキュートの交換費用を調べると、「相場は◯万円〜◯万円」という数字が並びます。ただ、その数字がどこから来ているのかは、たいてい書かれていません。この記事では出典のある数字だけを示し、そのうえで見積書をどう読み分けるかをご説明します。
費用は大きく、A 機器の本体価格/B 標準工事/C 付帯工事・撤去・処分の3つに分かれます。会社によって「標準工事」に含める範囲が違うため、総額だけを比べると条件がそろいません。札幌では、Cの層(基礎・防雪・配管の保温・灯油タンクの扱い)が増えやすくなります。
この記事は、札幌市とその近郊でエコキュートへの交換を検討している方に向けて、当社が2026年9月17日時点でメーカー各社と公的機関の公式情報を確認してまとめたものです。
※ 実際の金額は、機器の型番、設置場所の条件、既存機器の種類によって変わります。この記事は費用の内訳と確認のしかたをご説明するもので、金額をお約束するものではありません。
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結論:費用は3つの層に分けて見ます
見積書を比べるときは、総額ではなくA・B・Cの3層に分けます(図1)。同じ「50万円」でも、Aにいくら、Bにいくら、Cにいくら入っているかは会社によって違います。特にCは、設置場所の条件でしか決まらない部分なので、現地調査を経ていない見積もりでは正確に出せません。
A 機器の本体価格:メーカーが公表している価格
メーカーによって「価格の示し方」が違います
当社が扱う寒冷地仕様のエコキュートは、コロナ・パナソニック・ダイキン・三菱電機・日立の5社です。370Lと460Lの10品番について、各社が公式に出している価格を並べると、金額より先に価格の「種類」がそろっていないことが分かります。
※ 図は横にスクロールできます
この表を上から下へそのまま比べることはできません。理由が3つあります。
1つ目は、税込と税別が混ざっていることです。5社のうち三菱電機だけが税別表記です。SRT-SK377Dの1,230,000円は税込に直すと1,353,000円、SRT-SK467Dの1,340,000円は1,474,000円になります。表の数字のままだと、三菱電機だけが安く見えます。
2つ目は、価格の種類が違うことです。コロナは希望小売価格、パナソニックはオープン価格(価格を公表していない)、ダイキンと日立は事業者向けの積算見積価格です。積算見積価格は工事店向けの見積用の価格で、消費者向けの販売価格ではないとメーカー自身が明記しています。希望小売価格も、その金額のまま請求されるものではありません。実際の販売価格は流通の段階で決まります。
3つ目は、「本体価格」に含まれる部材が違うことです。コロナはリモコンセットが価格に含まれていて脚部カバーが別売、三菱電機はリモコンセットと脚部カバーの両方が別売、ダイキンと日立もリモコンや脚カバーが別売です。同じ「本体」という言葉でも、見積書で後から足される部材の数が違います。
効率の数値も一緒に見てください。寒冷地年間給湯保温効率は、日立が370Lで3.2・460Lで3.1、三菱電機が3.1、コロナ・パナソニック・ダイキンが2.9です。3.1以上は、国の給湯省エネ2026事業で性能加算(+3万円/台)がつく水準で、2.9は基本額7万円/台の水準です。本体価格が高い機種でも、補助額まで含めると差が縮むことがあります。機器だけの金額で決めない方がよい理由がここにあります。なお、効率の数値は同じメーカーでも機種や容量によって変わります。型番まで見て確認してください。
公表価格の多くは工事費が別。ダイキンの目安だけは工事費込みです
コロナは「設置工事費、部材費など、別途必要となります」、パナソニックは価格欄に「(工事費別)」と明記しています。三菱電機と日立も「配送・設置調整・据付工事などの費用は含まれておりません」としています。これらの公表価格は、Aの層だけの金額です。BとCを足した総額で比べてください。
ひとつだけ性格が違うのがダイキンの「ご購入価格の目安」です。同じページに「本目安価格は、機器代金と工事代金を含めた金額です」と明記されており、A+Bに相当する総額の目安になります。さらに「2025年4月〜2026年3月にお問い合わせを頂き、ご成約となった案件の販売価格を元にしております」「ダイキンプロショップの申告によるもので、申告額データの上下5%を除いた範囲を集計対象としています」とあり、実際の成約価格を集計した数値です。ただし寒冷地仕様に限定した数値ではない点と、ダイキンプロショップという特定の販売経路の価格である点にご注意ください。
また、リモコンや脚部化粧カバーが別売の場合があります。コロナの別売脚部カバー(CTU-FC28/FC29)は税込22,440円と公表されています。パナソニックの別売リモコンにも公表価格があります。見積書の「本体」に何が含まれているかは、型番まで見て確認してください。
出典のある「総額の目安」は、いまのところ1つだけです
この記事でここまで見てきたなかで、機器と工事を合わせた総額として公式に示されている数字は、ダイキンの「ご購入価格の目安」だけです。370L【3人〜5人向け】で50万円〜70万円、460L【4人〜7人向け】で60万円〜70万円です。北海道では、これに次章のCの層(基礎・防雪・配管の保温・灯油タンクの扱い)が上乗せになります。
インターネット上の「相場」は、出典が示されていないことがほとんどです。どの型番の、どの容量の、どこまでの工事を含めた金額なのかが分からなければ、比較には使えません。当社では、金額をお伝えするときに型番・容量・工事範囲・撤去の有無をセットでお出しするようにしています。
出典:コロナ「エコキュート スタンダードタイプ(寒冷地向け)」/パナソニック「エコキュート」/ダイキン「エコキュートのご購入価格の目安」/三菱電機「エコキュート 価格一覧」(ecocute-price.pdf)(いずれも2026年9月17日確認)
B 標準工事に含まれるもの
一般に「標準工事」と呼ばれるのは、次の作業です。
- 既存機器の取り外し
- 新しい機器(貯湯ユニット・ヒートポンプユニット)の据え付け
- 給水・給湯の接続
- 電気の接続
- 試運転と使い方のご説明
ただし、この範囲は会社によって違います。基礎工事を標準に含める会社もあれば、付帯工事として別に出す会社もあります。見積書で「標準工事一式」とだけ書かれている場合は、何が含まれるのかを確認してください。
工事の所要時間は、当社の場合で8時間程度です(現場の条件により前後します)。当日はお湯が使えない時間が生じます。
C 北海道で変わる費用 ── 増えるもの、要らなくなるもの
※ この章は、見積書を見るときの確認項目として、メーカーの工事説明書に書かれている内容を整理したものです。北海道では「貯湯ユニットは屋内、ヒートポンプユニットは屋外」に置くのが基本で、この形だとコンクリート基礎の工事も、貯湯ユニットの小屋がけも発生しません。一方で、防雪や配管の保温など、北海道だから増える費用もあります。見積書を見比べるときの材料としてお使いください。
※ 図は横にスクロールできます
コンクリート基礎と転倒防止
北海道では、この基礎工事は通常発生しません。貯湯ユニットを屋内に設置するためです。メーカー側もそれを前提にしており、日立は工事説明書に「北海道地域および最低気温が−15℃を下回る地域では貯湯ユニットを屋内に設置してください」と地域名で明記しています。ここから先は、貯湯ユニットを屋外の地面に置く場合に必要になる工事です。見積書に基礎工事が入っているときに、何を見ればよいかという話として読んでください。
貯湯ユニットは満水時にかなりの重さになります。当社が扱う5社の工事説明書・仕様表で見ると、370Lで約430〜500kg、460Lで約530〜600kgです。コロナの工事説明書は容量区分で「370Lタイプ 約500kg、460Lタイプ 約600kg」、日立は貯湯ユニットBHP-TAG37XKが約432kg・BHP-TAG46XKが約531kg、ダイキンは430kg・529kg、三菱電機は431kg・527kg、パナソニックは435kg・536kgとしています。
基礎に使うコンクリートの圧縮強度18MPa(180kgf/cm²)以上という指定は、5社で共通でした(パナソニックだけは「1.8kN/cm²以上」という単位表記ですが同じ値です)。基礎の上面を水平にすることも共通して求められています。コロナは基礎の参考寸法まで示していて、370Lタイプが810×870mm(対角1189mm)、460Lタイプが910×920mm(対角1294mm)、「基礎は◇型にならないように対角寸法を確認してください」としています。
転倒防止のため、脚をアンカーボルトで固定します。ボルトの呼び径はM12が基本で5社共通ですが、必要な耐力は数値も言葉づかいも各社で違います。コロナは「引張耐力6.7kN以上」(地上階、M12・3本以上/2階以上はM16接着系で12.0kN以上・4本)、パナソニックは「短期許容引抜荷重6.7kN以上」(埋め込み60mm以上、脚4か所すべて)、三菱電機は「引き抜き力12kN以上(耐震クラスB・地階および1階の場合は6.7kN以上)」、日立は「引き抜き力12000N以上、6700N以上12000N未満の場合は耐震クラスAになる」、ダイキンは耐震クラス別に3.6/5.8/9.1kNと分けています。「引張耐力」「短期許容引抜荷重」「引き抜き力」と用語自体が違うため、数字だけを横に並べて比べることはできません。採用する機種の工事説明書で確認する項目です。
もう一つ、460Lにすると基礎と固定の条件が重くなるメーカーがあります。ダイキンは脚のみで固定する場合、角型370Lが埋込み60mm以上・引張耐力5.8kN(耐震クラスA)なのに対し、角型460Lは70mm以上・9.1kNです。三菱電機も、脚だけを固定する標準施工では460Lは耐震クラスAで、Sにするには固定金具を併用してM12アンカー9本という施工になります。容量を上げると、機器代だけでなく基礎工事の側も変わることがあります。既存の基礎をそのまま使えるかどうかも含めて、現地で確認が必要です。繰り返しになりますが、貯湯ユニットを屋内へ設置する場合、この費用は発生しません。北海道ではそちらが基本です。
防雪・架台・かさ上げ
はじめに用語を整理します。ここで言う架台・高置台・かさ上げは、すべてヒートポンプユニット(室外機)の話です。貯湯ユニットには架台を使いません。貯湯ユニットの積雪対策は、屋外に置く場合の「小屋がけ」で、コロナ・ダイキン・三菱電機・日立の4社が同じ言葉で案内しています。北海道では、この小屋がけも通常は出てきません。貯湯ユニットを屋内に置くのが基本で、例外としてマンションのベランダに置く場合も、積雪の心配がないためです。そのため実際の工事では、小屋がけより、ヒートポンプユニットをどう上げるかが論点になります。
積雪地域では、ヒートポンプユニットを高置台(防雪架台)の上に据え付け、防雪カバー・防雪屋根・防雪板を併用するという指定が5社で共通です。三菱電機は寒冷地向けについて「必ず防雪架台を使用してください」と書いています。雪で空気の吸込口・吹出口がふさがれると、沸き上げ不良やファンロックによる故障につながるためです。屋根からの落雪が直接当たる場所を避けることも共通して求められています。
かさ上げの高さの数値は、メーカーによって示し方が違います。パナソニックは置き台の高さを「100mm以上」(許容積載質量50kg以上)とし、寒冷地向けには高さ1mの専用高置台を別売品として用意しています。ダイキンはドレン工事のための高さとして「80mm以上」、三菱電機は寒冷地向け防雪架台の図に高さ960mm、日立は簡易基礎の高さとして100mm以上を示し、高置台自体は推奨品の品番で指定しています。コロナは数値を示さず「十分な高さのあるものを使用してください」と推奨品の品番を挙げる書き方です。
かさ上げの目的として書かれているのは、積雪と、ドレン水の凍結・排水の2つです。冬はドレン水が凍って氷柱になり、ドレン口をふさいで故障につながる、という説明が各社に出てきます。関連して、寒冷地ではドレンホースやドレンソケットを「付けない」という指定があります。日立は「寒冷地仕様のヒートポンプユニットはドレンホースの接続はしないでください」、パナソニックは凍結防止のため寒冷地向けにドレンエルボを使わない、ダイキンもドレンソケットを使わず下に排水溝や排水ホッパを設ける、としています。三菱電機も「ドレンが凍結するおそれがある場合、ドレンソケットは取り付けないでください」としています。一般地の感覚でドレンホースを付けると、メーカーの指示と逆になります。
なお、積雪の深さに応じて架台を何cmにすべきか、という公式の数値基準は確認できませんでした。ダイキンが「積雪量に応じた高置台に取り付けてください」と書いている程度です。現地の積雪状況を見て判断する部分です。
貯湯ユニットを屋内に置く条件
北海道では、貯湯ユニットを屋内に設置するのが基本です(ヒートポンプユニットは屋外)。ヒートポンプユニットは冷媒を使うため、どのメーカーも屋内設置を禁止しています。
屋内に置かない例外は2つです。①交換する前の設備がベランダに設置されている場合と、②室内に設置場所が取れない場合。この2つに当てはまるときは、ベランダへの設置を含めて現地で判断することになります。
貯湯ユニットを屋内に入れる条件は、メーカーで2系統に分かれます。三菱電機と日立は「最低気温が−15℃を下回る地域」、コロナ・パナソニック・ダイキンは「−20℃を下回る地域」です。とくに日立は5社で唯一「北海道」を名指ししており、工事説明書に「北海道地域および最低気温が−15℃を下回る地域では貯湯ユニットを屋内に設置してください」と書かれています。コロナは「−20℃を下回る地域は必ずエマージェンシーストップ機能付きの機種を選択し、貯湯ユニットを屋内に設置してください」と、機種選定とセットで指定しています。
屋内に置く場合、屋内設置に対応した機種を選ぶ必要があります。パナソニックのHE-LS37LQMS・HE-LS46LQMSは仕様表で「屋内設置用」、ダイキンの貯湯ユニットは「屋外(防雨型)/屋内兼用」、三菱電機は「屋内形・屋外形」と、機種ごとに前提が違います。屋内側の工事として、通気口を設けて密閉室にしないこと、床面の防水・排水工事、高さ100mm以上の防水堤が各社で共通して求められます。浴室のような湿気の多い場所は避けます。
ヒートポンプユニット側の下限は、ダイキンと三菱電機が仕様表に「設置可能最低外気温度−25℃」と数値で記載、コロナと日立が「−25℃を下回る地域には据え付けない」という禁止文、パナソニックは「外気温が−20℃までの寒冷地域に設置可能」で、パナソニックだけ公称の設置可能域が5℃ぶん手前です。日立にはもう一つ、「−10℃を下回る環境下での据付工事は行わないでください(工事途中で配管が凍り、機器が故障する場合があります)」という、工事日そのものに関わる指定があります。真冬の工事日程を決めるときに効いてくる条件です。
配管まわりでは、寒冷地の保温材の厚さを20mm以上とする指定がコロナ・ダイキン・日立・パナソニック(屋外部分)で共通しています。日立は一般地10mm以上/寒冷地20mm以上と明記、三菱電機だけは寒冷地・一般地の区分ではなく配管長での区分(ヒートポンプ配管5m以下は10mm以上、5〜15mは20mm以上)です。凍結防止ヒーターは、5社とも自己温度制御型を推奨しており、コロナ・ダイキン・三菱電機は「外気温を検知するタイプ(サーモスタット型)は温度を誤検知するおそれがある」と明記しています。見積書で保温と凍結防止ヒーターの範囲を確認してください。
灯油からの切り替えで増えるもの
灯油の給湯ボイラーからエコキュートへ切り替える場合、ホームタンクの撤去が必要になることがあります。札幌市は、ホームタンク・ドラム缶を「市が収集しないごみ」としており、処理方法として販売店や専門の取扱業者への相談を案内しています。廃油や塗料の入っている容器も同様です。見積書に撤去・処分費が入っているか、残油をどう扱うかを確認してください。
なお、エコキュート・電気温水器・灯油ボイラーは、家電リサイクル法の対象4品目(エアコン、テレビ、電気冷蔵庫・電気冷凍庫、電気洗濯機・衣類乾燥機)には含まれていません。リサイクル料金の仕組みが家電とは異なります。
出典:コロナ「工事説明書」(CHP-HXE37AZ2K ほか)/パナソニック「工事説明書」(HE-LS37LQ(M)S/HE-LS46LQ(M)S)/ダイキン「据付説明書・取扱説明書」(EA377AFHV/EA467AFHV)/三菱電機「据付工事説明書」(SRT-SK377D/SRT-SK467D)/日立「工事説明書」(BHP-FG37XUK/BHP-FG46XUK)(いずれも2026年9月29日確認)/札幌市「市が収集しないごみ」/環境省「家電リサイクル法の概要」(2026年9月17日確認)
寒冷地仕様と一般地仕様は、価格も効率の表示も別です
カタログの効率値には、一般地向けの「年間給湯保温効率(JIS)」と、寒冷地向けの「寒冷地年間給湯保温効率(JIS)」の2種類があります。同じ機種に両方が併記されていることもあり、たとえばコロナのプレミアム寒冷地モデル(CHP-HXE37AZ2K)では、年間給湯保温効率3.6、寒冷地年間給湯保温効率3.3と表示されています。
この数値は、補助金の判定にも使われます。国の給湯省エネ2026事業の性能加算も、札幌市のエネルギー源転換補助金制度の「2.7以上」という要件も、寒冷地の数値で判定します。一般地の数値で比べると判断を誤ります。カタログでは「省エネ基準(JIS C 9220)」の欄に、区分名・目標年度・省エネ基準達成率と並んで記載されています。なお、JISの年度は機種によって2011年版と2018年版があり、給湯専用機は「寒冷地年間給湯保温効率」ではなく「寒冷地年間給湯効率」という別の指標名になります。カタログでは指標名まで確認してください。
補助金を引いた実質の負担を出す
2026年度は、国・札幌市・北海道電力の3つの補助が対象になり得ます。制度の詳しい内容はエコキュートの補助金の記事をご覧ください。ここでは、見積書から実質の負担を出す手順だけを示します。
※ 図は横にスクロールできます
一般的な計算例は載せていません。制度の要件を満たすかどうかで結果が変わり、例を出すとその数字が独り歩きするためです。お手元の見積書の数字を、この順に当てはめてください。当社が実際に施工した事例の金額は、次の節でご紹介します。
なお、札幌市の制度と国の制度は併用できません。札幌市のパンフレットのQ&Aに「国、札幌市等による他の補助金との併用は可能ですか?→併用できません。」と書かれています。どちらか一方を選ぶ前提で計算してください。
2点、見落としやすい条件があります。1つは、国の事業の「補助事業に要する経費」が、補助対象機器の本体の販売価格と設置工事費の合計(税抜)と定められており、運搬費・廃棄物処理費・他の設備の工事費・現場経費を含まないことです。この経費が補助額に満たない場合は補助対象になりません。もう1つは、札幌市の補助対象費用に、既設機器の撤去にかかる費用と処理費が含まれないことです。国は撤去に加算が付き、札幌市は含まない、と逆になっています。
当社の施工事例:総額と補助金を引いた後の負担
当社の価格帯は、370Lが48万〜55万円、460Lが51万〜58万円です(機器代と工事費を含む・税込・補助金を引いた後)。ここでは、2026年度の補助金を使って当社が施工したエコキュート交換の事例を、3件ご紹介します。金額はいずれも税込で、機器代と工事費を含めた総額です。補助金の額は、各案件の条件(既設の給湯機の種類、選んだ機種の性能区分など)で決まったものです。同じ機種でも、同じ額になるとは限りません。
| 事例 | 機種(容量)と工事の内容 | 金額(税込) |
|---|---|---|
| 1 マンション | コロナ CHP-37AZ2K(370L) 貯湯ユニットとヒートポンプユニットをベランダに設置(プラロック使用) 配管の保温部材(テープヒーターを含む)を追加 |
総額 約70万円 補助金 17万円 (国:基本額7万円+電気温水器の撤去2万円/北海道電力:8万円) 実質の負担 約53万円 |
| 2 戸建て | 日立 BHP-FG46XUK(460L) ヒートポンプユニットを二段架台で設置 |
総額 約74万円 補助金 20万円 (国:基本額7万円+性能加算3万円+電気温水器の撤去2万円/北海道電力:8万円) 実質の負担 約54万円 |
| 3 戸建て | 日立 BHP-FG37XUK(370L) ヒートポンプユニットを二段架台で設置 |
総額 約69万円 補助金 20万円 (国:基本額7万円+性能加算3万円+電気温水器の撤去2万円/北海道電力:8万円) 実質の負担 約49万円 |
3件とも、国の給湯省エネ2026事業と、北海道電力「2026エコ替えキャンペーン」を併せて利用しています。差は性能加算3万円の有無で、選んだ機種の性能区分で決まります。いずれも既設が電気温水器のため、撤去の加算2万円が付いています。
国の事業は、同じ機器に国の他の補助制度を重ねて受けることはできません。地方公共団体の制度は、国費が充当されているものを除いて併用できるとされています。北海道電力のキャンペーンは国の補助制度ではないため、上の事例では国の補助と併せて使っています。札幌市の制度とは併用できません(札幌市のQ&Aに「国、札幌市等による他の補助金との併用は可能ですか?→併用できません。」と記載)。北海道電力のキャンペーンは、提携工事店での工事と、取り替え前の電気温水器が150L以上であることが条件です。
出典:給湯省エネ2026事業「事業概要」/北海道電力「2026エコ替えキャンペーン」チラシ(いずれも2026年9月24日確認)
3件とも、総額には設置場所に合わせた工事(ベランダへの設置、二段架台など、この記事でいうCの層)が含まれています。ご自宅の金額は、現地調査(無料)のうえでお見積もりをお出しします。
ランニングコストは、自宅の使用量で計算します
灯油からエコキュートに替えた場合の差額は、ご家庭の使用量と契約プランによって変わります。ここでは計算に使える公的な数字だけを示します。
| 項目 | 数値 | 時点・出典 |
|---|---|---|
| 北海道の灯油価格(店頭) | 2,622円/18L | 2026年9月14日調査時点/資源エネルギー庁「石油製品価格調査」 |
| 北海道の灯油価格(配達) | 2,666円/18L | 同上 |
| エネとくスマートプラン(電力量料金) | 日中38円22銭/kWh、夜間・日祝29円44銭/kWh | 2026年9月17日閲覧時点/北海道電力 |
| 家庭のエネルギー消費に占める給湯の割合 | 28.7% | 2021年度・全国/資源エネルギー庁『エネルギー白書2023』 |
出典:資源エネルギー庁「石油製品価格調査」/北海道電力「料金メニュー」/資源エネルギー庁『エネルギー白書2023』(いずれも2026年9月17日確認)
給湯の割合28.7%は全国の数値です。北海道は暖房の比率が高いため、給湯の割合は全国値と異なる可能性があります。この記事では、一律の削減額を試算していません。直近12か月の灯油の購入量と電気の使用量をお手元に用意いただければ、現地調査の際に、ご家庭の条件で試算してご説明します。
なお、北海道電力の料金プランのうち「eタイム3プラス」は2024年4月1日、「時間帯別電灯(ドリーム8)」は2017年10月31日で新規加入の受付が終了しています。これから契約する場合は、現在受付中のプランで比べてください。
よくあるご質問
結局、総額でいくらくらいかかりますか。
当社の価格帯は、機器代と工事費を含めた金額で、370Lが48万〜55万円、460Lが51万〜58万円です(いずれも税込・補助金を引いた後)。施工事例では、総額が約69万〜74万円(補助金を引く前)、補助金を引いた後の負担が約49万〜54万円でした。設置場所の条件と使える補助金で変わります。メーカーが公式に示している総額の目安としては、ダイキンの「ご購入価格の目安」があります。370L【3人〜5人向け】で50万円〜70万円、460L【4人〜7人向け】で60万円〜70万円で、ダイキンは「本目安価格は、機器代金と工事代金を含めた金額です」と明記しています。2025年4月〜2026年3月の成約案件の販売価格を、申告額の上下5%を除いて集計した目安価格で、希望小売価格ではありません。寒冷地仕様に限定した数値でもありません。北海道では、この記事のCの層が上乗せになります。現地調査のうえでお見積もりをお出しします。
メーカーの希望小売価格どおりに請求されるのですか。
いいえ。希望小売価格は、メーカーが公表している参考の価格です。実際の販売価格は流通の段階で決まります。三菱電機と日立のように「事業者様向けの積算見積価格であり、一般消費者様向けの販売価格を示したものではありません」と明記しているメーカーもあります。
基礎工事は必ず必要ですか。
いいえ。屋内に設置する場合と、ベランダに設置する場合は不要です。北海道では貯湯ユニットを屋内に設置するのが基本のため、基礎工事が発生しない工事がほとんどです。屋外の地面に据え付ける場合は、貯湯ユニットが満水時に370Lで約430〜500kg、460Lで約530〜600kgになるため、その重量に耐える基礎が必要になります。既存の基礎が使える場合もありますが、機器の大きさが変わると作り直しになることがあります。現地で寸法と状態を確認します。
屋外に置いて凍結しませんか。
寒冷地仕様のモデルは、貯湯ユニットにも凍結防止ヒーターを内蔵しているものがあります。ヒートポンプユニットの設置可能な最低外気温度は−25℃としているメーカーが多く、貯湯ユニットを屋内に設置する条件は2系統に分かれます(三菱電機・日立は−15℃を下回る地域、コロナ・パナソニック・ダイキンは−20℃を下回る地域。日立は「北海道地域」を名指しで屋内設置としています)。北海道では屋内設置が基本です。
灯油タンクはどうなりますか。
ホームタンクは札幌市が収集しないごみとされており、販売店や専門の取扱業者への相談が案内されています。撤去と残油の扱いを、見積もりの段階で決めておくと安心です。
見積もりは有料ですか。
現地調査は無料です(遠方も基本無料)。お見積もりは、現地調査のうえでお出しします。施工時には交通費(高速代を含む)がかかり、札幌市全域・石狩市は3,000円、恵庭市・江別市・北広島市・当別町・小樽市は5,000円、千歳市は6,000円です。道内のその他の地域の詳細はお問い合わせください。
札幌市近郊でエコキュートの交換をご検討の方へ
当社は札幌市北区の設備工事会社です。札幌市水道局が公開している指定給水装置工事事業者の一覧に「大真エンジニアリング(株)」として掲載されています(北区・2026年9月15日更新版)。
- 主な対応エリア:札幌市および近郊(石狩市・恵庭市・江別市・北広島市・当別町・小樽市・千歳市)。その他の地域もお気軽にご相談ください
- 受付時間:平日9:00〜17:00(現地調査は時間外や土日もご相談ください)
- 現地調査:無料(遠方も基本無料)
- 施工時の交通費(高速代を含む):札幌市全域・石狩市 3,000円/恵庭市・江別市・北広島市・当別町・小樽市 5,000円/千歳市 6,000円/道内のその他の地域の詳細はお問い合わせください
- 施工実績:2025年度の施工 合計96件(エコキュート交換50件、ルームエアコン17件、エコキュートとエアコンの同時施工1件、その他28件)
- 北海道電力「2026エコ替えキャンペーン」の提携工事店です(このキャンペーンは提携工事店での工事が条件です)
- 工事の所要時間:8時間程度(現場の条件により前後します)
- 冬季:除雪が可能であれば対応(除雪費用は別途)
- 補助金の対応範囲:給湯省エネ2026事業の「給湯省エネ事業者」として登録しています(登録事業者番号 S024318)。国の補助金(給湯省エネ2026事業)と北海道電力「2026エコ替えキャンペーン」は、申請まで当社が行います。
- 保証:施工保証2年(自然故障が対象。破損・火災・業務使用などは対象外)。機器保証は、メーカー保証の終了後を第三者機関の保証で引き継ぎ、メーカー保証期間を含めて10年です(全件に付帯。エコキュートは操作パネルと減圧弁・逃し弁を含みます)。メーカー保証の内容は、メーカーや部位ごとに異なります。
お見積もりの前に、次の4つをお知らせいただけると、条件をそろえた見積もりを出しやすくなります。
- いまお使いの給湯機の種類と型番(本体のラベルに記載があります)
- 容量(370L、460Lなど)とご家族の人数
- 設置場所の写真(本体の全体、周囲のスペース、基礎の状態が分かるもの)
- 直近12か月の灯油の購入量と電気の使用量(ランニングコストを試算する場合)
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