エコキュートのお湯切れ対策ガイド!原因から対策、お湯が使えるまでの待ち時間を徹底解説

エコキュートを使用しているご家庭では、寒い冬の日に突然お湯が出なくなる「お湯切れ」に悩まされることがあります。

シャワーやお風呂中に湯切れが起こると、とても困ってしまいますよね。

そこで今回は、住宅設備の販売から設置工事までワンストップで手がける住まいのプロが、エコキュートのお湯切れとなる原因から対策、さらに待ち時間や緊急対処法までわかりやすく解説していきます。

エコキュートのお湯切れの原因を知り適切な対応をすることで、寒い季節でも快適な暮らしを守りましょう。

エコキュートのお湯切れが起きる5つの原因

エコキュートはお湯をためて使う仕組みのため、使用量が増えたりタンクの容量が足りなかったりすると湯切れが発生します。

ここでは、エコキュートのお湯切れが起きる、主な5つの原因を知ってエコキュートの使い方を見直し、湯切れを未然に防ぎましょう。

①タンク容量の問題

まず考えられるのは、タンクの容量が家庭の使用量に対して十分でないということです。
エコキュートのタンク容量は一般的に370Lや460Lが多く、これは目安として3〜7人家族に対応しています。

しかし、大家族全員がお風呂に入ったり、シャワーや洗濯で一気にお湯をたくさん使うと、タンクは容量切れを起こしてしまうのです。

タンク容量は、家族構成やライフスタイルに合わせて選び、湯切れのリスクを減らしましょう。

②一時的な使用量の増加

いつもと違って、お湯の使用量が増えた場合も湯切れが起こります。

たとえば家族が増えたり来客があったりして、お風呂やシャワーを連続して使用することで、通常よりも多くのお湯を使う場合もあるでしょう。

急に使用量が増えるとエコキュートの機能が対応しきれず、想定外の湯切れにつながるケースもあります。

③季節や気温の影響

特に冬場になると、気温が下がることで水を温めるのに多くのエネルギーを消費します。

その結果、お湯を作る速度が遅くなったり、より多くのお湯を必要としたりするため、湯切れが発生しやすくなるのです。

寒冷地では、冬の間は湯切れが頻繁に起こることがあるため購入時に寒さ対策についてもメーカーと相談しておきましょう。

④間違った設定

エコキュートの設定が間違っていると必要な量のお湯が確保できず、すぐに湯切れしてしまいます。

たとえば、「おまかせモード」に設定している場合、普段の使用量を基にお湯を沸かす量を調整しますが、使用量が増えた際には沸き上げが間に合わないことがあるでしょう。

設定を見直さずに使い続けると、お湯の供給が追いつかない状態が続き、湯切れを頻繁に引き起こす可能性があります。

⑤経年劣化やメンテナンス不足

長期間使用しているエコキュートは、タンクやヒートポンプの効率が下がります。
これにより、お湯を作るスピードが遅くなり、結果として湯切れが発生する可能性があるのです。

定期的なメンテナンスを怠ると、さらに故障や不具合が発生しやすくなってしまいます。
とくに、フィルターの目詰まりや部品の劣化が進行している場合は完全にお湯が出なくなるため早めのメンテナンスが必要です。

エコキュートのお湯切れを防ぐための設定と対策

湯切れを防ぐためには、日々の使い方やエコキュートの設定を見直すことが大切です。

ここではエコキュートの効率を高め、湯切れを未然に防ぐための具体的な対策をいくつか紹介します。

適切なタンク容量を選ぶ

お湯切れを防ぐために最も大切なのは、適切なタンク容量を選ぶことです。
エコキュートのタンク容量には家庭の人数やお湯の使用量を考慮して、370L、460L、550Lの3つのタイプがあります。

大家族やお湯をよく使う家庭では、少し大きめのタンクを選びお湯切れを防ぎましょう。
家族のライフスタイルや、季節ごとの使用パターンをしっかりと把握しておくことが重要です。

使用パターンに合わせて設定を調整する

エコキュートには「学習機能」や「おまかせモード」といった、使用パターンに応じて自動でお湯を沸かす機能がついています。

しかし、普段よりも多くのお湯を使うことが分かっているときは、事前に「たっぷりモード」や「多めに沸かす」設定に変更しておきましょう。

使うお湯の量により、適切な設定にすることでお湯切れを未然に防げます。
急な来客時などにも、この調整でお湯切れを避けられるように準備しておきましょう。

適切な沸き増しを利用する

お湯の使用量が普段より多くなりそうなときは、手動で「沸き増し」機能を利用して、お湯を追加で作りましょう。

エコキュートのほとんどの機種には、設定でお湯を追加で沸かせる機能がついています。
ご家族の予定やイベントに合わせ、あらかじめ沸き増しをおこなうことで急なお湯切れを防ぎましょう。

追い焚きの代わりに高温足し湯を使用する

お風呂を追い焚きすると、お湯をたくさん消費してしまうため、追い焚きよりも「高温足し湯」機能を活用するのがおすすめです。

高温のお湯を足すことで、少ない量のお湯で浴槽全体を温めることができ、湯切れのリスクを減らせるでしょう。

これは省エネにもつながるとともに、エコキュート自体の負荷も減らすことができます。

定期的なメンテナンスと点検をおこなう

エコキュートは長期間使用する機器のため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
フィルターやポンプの清掃、タンク内の水の入れ替えなどをおこなうことで、効率よくお湯を作り続けられ、故障による湯切れも防げます。

特に、寒い季節に備えてメンテナンスをしっかりおこなうことで、システムの安定稼働を維持し快適に使用できます。

エコキュートのお湯切れが起こったときのQ&A

ここでは、エコキュートのお湯切れでよく聞かれるQ&Aを紹介します。

再び使えるようになるまでの時間や再発防止など、覚えておくと役立つ疑問に詳しく答えていますので、いざというときはぜひ参考にしてください。

Q.再びお湯が使えるようになるまでの待ち時間はどれくらい?

エコキュートで湯切れが発生した場合、再びお湯が使えるまでの時間は機種によって異なりますが、通常50リットルのお湯を沸かすのに1時間ほどかかります。

シャワー1回分のお湯を作るのに30分程度、浴槽いっぱい分のお湯を沸かすには4時間程度を目安と考えてください。

急いでいるときは高温足し湯や沸き増しを利用することで、時間を短縮することも可能です。

Q.お湯を早く出す方法はある?

お湯切れ後に早くお湯を使いたいときは、「高温足し湯」機能を活用するのが一番の方法です。

浴槽に残っているお湯に高温のお湯を少しずつ足していく機能で、追い焚きを使うよりも電気代を抑えながら全体を早く温められます。

Q.またお湯切れをおこさないにはどうすればいい?

今後湯切れを防ぐためには普段のお湯の使用量を見直し、エコキュートの設定を調整しましょう。

たとえば、来客があるときや普段より多くお湯を使う予定があるときは、事前に「沸き増し」を設定しておくと安心です。

また、タンク容量が常に不足気味な場合は、大きなタンクに買い替えることも検討しましょう。

Q.湯切れ時に試せる緊急対策はある?

エコキュートでお湯が出ない場合、湯切れが原因であれば、まずは「沸き増し機能」を使ってお湯を作り直すのが最も効果的な緊急対策です。

この機能を使うと、30分から1時間程度で再びお湯が使えるようになります。

どうしてもすぐにお湯が必要な場合は、電気ポットでお湯を沸かして一時的に使うなどの方法もありますが、無理に工夫をするより沸くまで待つのが最も確実で安全な対応です。

Q.湯切れ後のお湯がぬるいと感じたら?

湯切れ後に供給されるお湯がぬるいと感じた場合、タンク内のお湯がまだ十分に温まっていない可能性があります。

タンク内がしっかり温まるまで少し待つか、設定温度が低くなっていないか確認してみましょう。

また、気温が低い季節ではお湯の温まりに時間がかかるため、タンク内温度を高めに設定することをおすすめします。

まとめ

エコキュートの湯切れは、使用量や設定を見直すことで未然に防ぐことができます。
まずは自宅の使用状況に合った適切なタンク容量を選び、普段の使い方に応じた設定をしましょう。

また湯切れが発生しやすい冬場には、沸き増し設定や高温足し湯などの機能を上手に活用することで、突然の湯切れを回避できます。

万が一湯切れが起きた場合でも、対処法を覚えておけば家族の生活に支障をきたさないように工夫できるでしょう。

北海道でエコキュートのことなら「Amatellus アマテラス」におまかせ!

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