「最近エコキュートの調子が悪いけれど、修理すると一体どれくらいかかるんだろう。」そもそも修理すべきか、交換した方がいいのかとお悩みではありませんか?
エコキュートは寿命が近づくと、様々な故障や不具合が発生しやすくなります。
これらのサインを放置してしまうと、突然お湯が出なくなったり、最悪の場合、水漏れなどの被害につながる可能性も…。
そこで今回は、住宅設備の販売から設置工事までワンストップで手がける住まいのプロが、エコキュートの修理費用の目安を、故障箇所やメーカー別に分けて解説します!
さらに、記事の最後には、エコキュートの修理か交換かを見極めるポイントも紹介しているので、修理または交換を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
エコキュートの修理が必要となる主な原因
エコキュートは、空気の熱を利用してお湯を沸かす省エネな給湯器ですが、いろいろな部品で構成されているため、経年劣化や使用頻度によって故障する可能性があります。
エコキュートの修理が必要となる主な原因には以下のようなケースが該当します。
ヒートポンプの故障
エコキュートの心臓部であるヒートポンプは、空気中の熱を集めてお湯を沸かす役割を担っています。ヒートポンプが故障すると、お湯が沸かなくなる、お湯の温度が低い、異音がするなどの症状が現れます。
貯湯タンクの故障
お湯を貯めておく貯湯タンクは、断熱材で覆われていますが、経年劣化によって断熱材が傷んだり、タンク自体が腐食したりすることがあります。タンクが故障すると、お湯が漏れる、お湯の温度が下がってしまうなどの問題が発生します。
配管の漏水・詰まり
エコキュートと給水・給湯口をつなぐ配管は、凍結や経年劣化によって漏水したり、水垢や異物が詰まったりすることがあります。配管に問題があると、水圧が弱くなったり、お湯が出なくなったりする可能性があります。
リモコンの故障
エコキュートのリモコンは、お湯の温度設定や運転モードの切り替えなど、エコキュートの操作を行うための重要な役割を担っています。リモコンが故障すると、エコキュートの操作ができなくなり、お湯の温度調整などができなくなってしまいます。
電気系統の故障
エコキュートは電気で動くため、基盤やヒューズなどの電気系統が故障することもあります。電気系統に問題があると、エコキュートが全く動かなくなったり、エラーコードが表示されたりする場合があります。
エコキュートの修理にかかる費用相場
エコキュートの修理費用は、故障の原因や交換部品、メーカー、業者によって大きく異なります。ここでは、主な故障箇所別の修理費用相場と、メーカー別の修理費用について紹介します。
【主な故障箇所別の修理費用相場】
故障箇所 | 修理費用相場 |
---|---|
ヒートポンプ | 80,000円~150,000円 |
貯湯タンク | 100,000円~300,000円 |
配管の漏水・詰まり | 15,000円~50,000円 |
リモコン | 10,000円~30,000円 |
電気系統 | 20,000円~80,000円 |
※上記の修理費用はあくまでも目安であり、実際の修理費用は状況によって変動します。
メーカー別の修理費用相場
エコキュートの修理費は、メーカーによっても差が生じます。 各主要メーカーの修理費については以下の表を参考にしてください。
【メーカー別の修理費用相場】
メーカー | 修理費用相場 |
---|---|
パナソニック | 約15,000円〜75,000円程度 出典:一般的な修理費用|パナソニック |
三菱 | 約10,000円〜180,000円 出典:修理料金の目安|三菱 |
ダイキン | 約20,000円〜70,000円程度 出典:製品別の修理目安金額 | ダイキン |
日立 | 出典:お客様サポート|日立 |
コロナ | 出典:修理・アフターサービス|コロナ |
※公式ホームページに記載がない日立や、コロナのエコキュートの修理費用については、直接お問い合わせの上ご確認ください。
エコキュートの修理はどこに連絡すればいい?
エコキュートの修理を依頼する際は、まず保証期間内かどうかを確認しましょう。メーカーや販売店の保証期間内であれば、無償で修理してもらえる可能性があります。
保証期間外の場合は、お住まいの地域の給排水設備業者(給湯器専門業者)に依頼しましょう。
保証期間内ならメーカー・販売店に連絡
エコキュートには、部品によりメーカー保証が1~5年。さらに販売店による保証で5〜10年の保証がついている場合があります。
購入時の保証書を確認し、保証期間内であれば、まずはエコキュートのメーカー、または販売店に連絡しましょう。修理担当者が、故障状況を確認して修理を行います。
保証期間外なら給排水設備業者(給湯器専門業者)がおすすめ
保証期間外の場合は、給排水設備業者(給湯器専門業者)に連絡するのがおすすめです。
エコキュートは、給湯器本体に加えて、貯湯タンクや室外機、複数の機器で構成されています。基本的には電子基板などの電気で動く機器であるため、エコキュートの修理や交換には電気工事士などの専門資格が必要です。
エコキュートの専門業者であれば、エコキュートの構造や修理に精通しており、迅速かつ的確な対応が期待できます。
エコキュートに関するご相談はこちらからエコキュートの修理か交換を見極めるポイント
エコキュートが故障した際、修理と交換のどちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。
ここでは、以下に挙げるポイントを参考に、エコキュートの寿命や故障状況、修理費用などを考慮して、修理か交換かを見極める判断材料としてご活用ください。
設置から10年~15年以上経っている場合は交換を検討しよう
エコキュートの寿命は一般的に12年~13年程度と言われています。そのため、10年以上使用している場合は、部品の劣化が進んでいる可能性が高く、修理してもまた別の箇所が故障するリスクがあります。
長期的な視点で見ると、新しいエコキュートに交換した方が、修理費用やランニングコストを抑えられる場合もあります。
リモコンのエラーが多発しているなら交換がおすすめ
エコキュートのリモコン画面にエラー表示が頻繁に出る場合は、複数の部品や、電子基板などが劣化している可能性があります。
修理を繰り返すよりも、新しいエコキュートに交換した方が、安心して長く使い続けることができるでしょう。
また、最新のエコキュートは省エネ性能も向上しているため、環境面においても嬉しい効果が期待できます。
修理代が高額な時は交換も視野に入れよう
修理費用が高額になる場合は、新しいエコキュートに交換した方が経済的にもメリットがあるケースも考えられます。
特に、ヒートポンプや貯湯タンクなどの主要部品の交換が必要な場合は、修理費用が本体価格の半分以上になることも少なくありません。
対象製品によっては、国や自治体で実施している補助金制度を利用してお得に買い替えることができるため、修理費用との比較で交換がお得な場合は、思い切って新しいエコキュートへの買い替えをおすすめします。
北海道でエコキュートのことなら「Amatellus アマテラス」におまかせ!
北海道札幌市で創業20年の⼤真エンジニアリング㈱が運営する住宅設備総合サイト「Amatellus(アマテラス)」は、住宅設備機器の販売から設置⼯事を中心にお受けする住宅設備総合サイトです。
エコキュートの販売から搬入・設置まで、資格を有した住まいのプロがワンストップで行い、国が実施する補助金制度「給湯省エネ事業」対応のエコキュートも取り揃えております!
北海道の設置工事の対応エリアも全道各地に拡大中!各主要メーカーのエコキュートもお取り寄せ可能です!
おすすめのエコキュートをみてみるお住まいの設備や環境にお困りの際は、お気軽にご相談、ご依頼ください。